校長室から
6月30日(金) 
 NHKの人気番組の一つに、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(木曜午後10時放映)があります。
 この番組を毎週必ず視聴されている方も多いと思います。私も放送日を心待ちにしている一人です。昨夜は、「明日から使える“仕事術”スペシャル」でした。すでに以前の放映で紹介されていた方々、角度を変えた取材内容でしたが、私が特に興味を惹かれたのは、「プレゼンの極意」でした。
 「プレゼンの極意」は、「接続詞」の使い方にある、と教えられました。確かに話のうまい人というのは、聴かせる術を持っています。その一つが「接続詞」にあった、確かにその通りだと思います。ぜひ取り入れたいと思います。
6月28日(水) 
 昨日、今日と梅雨の晴れ間が続いています。少々蒸し暑く、教室の中にいても汗ばんできます。
 こんな時は、やはり何といってもプールに限ります。校長室の窓からは、プールがよく見えます。子どもたちは、指導の先生の注意をしっかり聞き、水の中に入ります。すると、大きな歓声が上がります。素直に水の中は『気持ちいい!』のです。
 今年は、1学期最後の水泳の授業で、全員が「着衣泳」をする予定です。(7月18日の予定です。)これは夏休みを控えて、水の事故の防止といざという時の備えとし実施するものです。水着では泳げても、服を着た状態では普段どおりには泳げないものです。それを体感しながら、水の事故の恐さを知り、いざという時に浮く方法を学びます。
 子どもたちは、プールに入るのを楽しみにしています。せめて、子どもたちが学校にいる時間は、梅雨の晴れ間が続いてくれるといいのですが。
6月26日(月) 
 25日の日曜日の午後。私の趣味ではありませんが、縁あってオペラ公演を聴くことになり、豊田市のコンサートホールに出かけました。
 JR⇒地下鉄⇒名鉄豊田線と乗り継ぎ、自宅から2時間ほどかかってホールにたどり着きました。ホールに入ってまず、施設の素晴らしさに目を奪われました。人口は一宮市より少し多いだけの豊田市。しかし、さすがトヨタのお膝元。税収の違いは歴然。一宮市もがんばってはいますが、豊田市のように、文化にもふんだんにお金をかけられる都市が少々うらやましく思えました。
 一人のオペラ歌手を中心に集まった市民参加のオペラ構成。つめかけた大勢の聴衆はもちろんのこと、オペラについて何の知識もない私にも十分に楽しめました。
 コンサートホールをはじめ、美術館サッカースタジアム・・・豊田市には充実した施設がたくさんあります。帰路の2時間、『無い物ねだりしても仕方ない。一宮市には、今すぐのお金がない分、「知恵」を出すしかないな』なんて考えてました。
6月23日(金) 
 肌寒い日でしたが、プール開きをしました。
 午前中は気温が低くて使用できませんでしたが、午後は薄日も差し、気温も上昇。全校のトップを切って、5年生とひまわり学級がプールに入りました。
 私は、5年生の水泳指導にあたりました。1年ぶりに泳ぐ子も多く、今日は水慣らしのメニューです。子どもたちにも話しましたが、私は小学生時代、完全なカナヅチでした。学校にプールがなかったせいもありますが、泳げる子がうらやましく思えてなりませんでした。ですから、泳ぎが苦手な子の気持ちがよく分かります。入れなくてもいいところに力が入っていたり、焦れば焦るほど水の抵抗を増していたり・・・。
 私の失敗経験を子どもたちに生かして指導したいな、と思います。
6月21日(水)
 1年生の生活科の学習に参加させてもらいました。
 汗ばむ暑さの中でしたが、校区の桜の里公園に出かけました。途中に出会った地域の方々には、ちゃんと「こんにちは」のあいさつができました。公園では、虫探しに夢中になりました。小さなバッタを追いかけ続け、やっとの思いで手に。急いで虫かごに入れていました。ところが、バッタが小さすぎて、虫かごの網のすき間から逃げ出してしまうハプニングも。めげずに、また草原の中を探し回っていました。子どもたちは、汗だくで捕まえたバッタを大事に大事に連れて帰りました。
 日頃の遊びの中で虫とりをしている子は、やはり上手です。バッタの跳ねる方向を予測しています。その上で捕まえようとします。経験の少ない子は、バッタの跳ねるのを後追いするので、どんどんバッタに引きずられ、やがて見失います。 どんな学習も、やはり経験。やってみて、ふれてみて、失敗しながら身につけていくもの。それを改めて感じたひと時でした。
6月20日(火)
 今週は、5年1組の太田崇先生が体調を崩して静養中のため、私が社会科の授業をピンチヒッターで進めることにしました。
 昨日は「水産業のまとめ」、今日は「北海道の酪農の様子」についての学習でした。太田先生の日頃の指導のたまもので、子どもたちは積極的に発言し、私を助けてくれました。地図帳、教科書、ふだんの家での生活経験・・・すべてが学習の材料となります。教壇に立つことが少なくなった私にとって、やはり授業を通した子どもたちとのふれ合いは、貴重な財産です。5年1組の子どもたち、ありがとう!
 太田先生の体調も、順調に回復しているとのこと。子どもたちと共に、1日も早く教室に戻ってみえるのを待っています。
6月15日(木)
 今日は本格的な梅雨空。まとまった雨が降りました。
 この季節は、何といっても紫陽花です。今朝も、家の庭に咲いていた紫陽花を手に登校してくる子どもの姿を何人も見ました。どの教室も紫陽花が彩りを添えています。
 数ある花の中で、私が最も好きなのは紫陽花です。微妙な色合いや形の違いがいいですね。中でも、やや赤みががった紫がお気に入りです。我が家の庭は、毎年鉢植えで鑑賞したものを、花が終わると必ず地植えしているので、その数が年々増えるばかりですが、決して飽きることはありません。学校の北庭には、美しい色合いの紫陽花が咲き乱れています。
 紫陽花の面白いのは、土の性質によって色が変化するところです。環境に左右される?いや、環境に適合している?姿は、何とも人間的ではないでしょうか・・・。環境をつくるのか、環境に作られるのか。
6月14日(水)
 6月13日から26日は、あじさい読書週間です。
 昨日の朝、ボランティアグループ「おはなし広場たんぽぽ」のみなさんによる、「つるにょうぼう」の全校読み聞かせを行いました。全校児童が、スクリーンに映し出された場面絵に引き込まれるようにお話しを聞かせていただきました。「たんぽぽ」のみなさん、ありがとうございました。
 昨年度の学校評価アンケートによれば、家庭で本をよく読んでいる児童は41%にすぎません。「読書は心の糧」とよく言われます。読書週間を、学校と家庭が協力して進めていければと願っています。
 校長室の『もったいない』は、相変わらず、誰かが借りていってくれます。『一無心豊』も、高学年の人にはお薦めですよ
6月 9日(金)
 予報通り雨があがり、絶好のホタル鑑賞日和。児童、保護者、地域の方々・・・午後8時から9時までの1時間に、何と約1,000人の人々がホタル鑑賞に訪れました。
 例年以上に、次々に池の周りで輝き、飛び交うホタル。わき上がる歓声。6年生が1年間かけて育て、4月の放流会以後、5年生に引き継がれたホタル。みんなの期待に応えて、訪れた人々を大いに魅了しました。今夜は、ホタルが浅井北小の初夏の風物詩としてしっかり地域に根をおろしたことを実感しました。
 育てた子どもたち、指導した先生方、アドバイスをいただいている平成ホタルの会の日置さん、ビオトープ管理士の川口さん、応援してくださった保護者・地域の方々・・・みなさんに感謝いたします。
6月 8日(木) 
 明日は「ホタル鑑賞会」.。
 今夜は、ホタルの数を確認しました。午後8時の時点でホタル池の周辺に20数匹の光を確認しました。柔らかで、心が癒される光です。しばらくすると、数匹が池の上空を舞い始めました。昨年は、池の周辺で光った数が少なく、鑑賞に見えた方々に満足していただけませんでしたが、今年は、きっと感動していただけます!
 明日の夜は、予報では雨があがるはずです。ぜひ鑑賞にお越しください。
6月 8日(木)
 学校公開週間4日目。今日は最終日でした。
 参観される方の数は少ないものの、お仕事の関係で木曜日が好都合という方。遠方からお越しの祖父母の方と一緒に、再度来校された方。今日が受付当番のPTA役員の方。月に一度だけの学校公開では来ることができないけれど、公開週間のお陰で、我が子の授業の様子を知ることができて良かった、と言っていただいた方もみえました。
 また、今日は「学校評議員」5名の方にお越しいただきました。授業参観の後、いろいろなお話しをすることができました。本校の教育全般、児童の安全確保の問題、地域での生活、家庭生活・・・・さまざまな角度から、ご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。
6月 7日(水)
 学校公開週間3日目。今日は、1〜2時間目に、4年生の「セルフディフェンス講座」が開かれました。
 最近、市内各地や校区内で不審者情報がたくさん寄せられています。そんな折り、「自分の体と心を守る」ための知識と技術を、名古屋YWCAの増井先生に教えていただきました。子どもたちは、いざという時に備えて、真剣に取り組みました。
 ちょうど公開におみえになった校区の民生児童委員のみなさんも、この「セルフディフェンス講座」を参観されました。このような講座が必要とされる時代に、何か心にひっかかるものもあるというご意見もいただきました。この点は、私も常々ひっかかっているのですが、「不審者を疑う」ことと、「困っている人に親切にする」ことと、両面を指導していくことが必要な時代だと思っています。
6月 6日(火)
 学校公開週間2日目。浅井町の連区長さんを始め、大勢の各町内会長さんが、浅井出張所長さんとともに来校されました。
 各学年の教室を興味深げに参観されました。子どもたちにとっては、来校者にあいさつする絶好の機会。(子どもたちは、何事も実践する場がなければ育ちませんので。)1年生は、大きな声で「おはようございます。」が言えました。中には、顔見知りの町会長さんに声をかける子どももいて、大変喜んでいただきました。
 参観後、校長室で「安全」を話題に、お話しする機会を得ました。「浅井子ども見守り隊」や「こども110番の家」、「緊急一斉メール配信システム」などについて説明させていただきました。中には、「浅井子ども見守り隊」への加入申し込みをいただいたり、「こども110番の家」のプレートをお持ち帰りいただいたりした町会長さんもおみえで、学校へのご支援に厚くお礼申し上げます。
6月 4日(日)
 本日から学校公開週間が始まりました。
 昨年度は、毎月1回の「公開日」でしたが、より多くの方々に子どもたちの授業中の様子を見ていただくには、土・日曜日を含めた「公開週間」を設定した方がよいと判断し、今年度から公開の形式を変えました。この変更について、公開週間終了後、みなさんからご意見をいただければ幸いです。
 また、本日は「学級懇談会」も開催いたしました。2ヶ月間の子どもたちの様子を各担任が報告いたしましたが、今後もご家庭との連携をしっかりして、子どもたちのより確かな成長を促していきたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
6月 2日(金)
 校長室に、『一無心豊(いちむしんほう)』という本が置いてあります。著者は一宮市木曽川資料館名誉館長の国枝法音(くにえだほうおん)先生です。(著者の国枝先生は、私の中学生時代の国語の恩師でもあります。)
 この本には、戦国の武将「山内一豊」の生涯について、とても分かりやすく書かれています。山内一豊という武将は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑のすべてに仕え、最後は土佐24万石の大名にまでなった人です。出身は一宮市木曽川町といわれています。出生の碑が木曽川町の法蓮寺に、黒田城址の碑が木曽川町の黒田小学校にあります。(私の出身校です。)山内一豊の妻・千代さんの方が有名かもしれませんね。(NHK大河ドラマ『功名が辻』で放映中です。)
 歴史好きの人に、ぜひ読んでいただければ・・・・。
6月 1日(木)
 5月30日(火)の夜、木曽川東小学校の「ホタル鑑賞会」に参加させていただきました。
 校舎2階に上がると、廊下にずらりと並んだホタルの飼育セット。その中で、幻想的な光を放ちながら飛び交うヘイケボタル。美しい輝きを鑑賞していると、あちらこちらで、「わ〜!きれい!」という歓声が上がりました。だれもが、素直に「きれい」と思えます。鑑賞させていただいて、ありがとうございました!
 本校も6月9日(金)の夜、中庭のホタル池周辺で「ホタル鑑賞会」を予定しています。飼育箱ではないので、どれだけの数のホタルが飛び交うかは分かりませんが、いまからワクワクしています。

平成18年6月