校長室から
7月28(金) 
 梅雨明け発表はありませんが、連日の猛暑。元気に過ごしていますか?
 今朝の中日新聞のコラムに、「子どもたちへの“宿題”」と題するこんな記事が載っていました。
 【・・・さて、先日のこと。地下鉄のつり革広告にこんなキャッチコピーを見つけた。車の販売会社のものだ。「『ありがとう』のひとことが、しあわせにするのは、ふたりです。言われた人と、言った人」。思わず「そうだよなぁ」とひざをたたいてメモしてしまった。「ありがとう」と言うと、相手が笑顔になる。すると、自分も喜びが増す。・・・一つ宿題を出したい。・・・「ありがとう」という言葉をこの夏休みの間に何度も使ってみよう、という提案だ。友達からゲームソフトを借りたら「ありがとう」。これは当たり前のこと。でも「ありがとう」を言う範囲をちょっとだけ広げてみてほしい。たとえば、おかあさんに。朝食を作ってくれて「ありがとう」。コンビニで買物をしてレジでお金を払うとき、店員さんに「ありがとう」。バスの運転手さんに「ありがとう」。まず、言う相手を探すことから始まるかもしれない。そして、夏休みの終わりに「ありがとう」と言ったら何が起きたか。自分や周りがどう変わったか。・・・読んでくれて「ありがとう」】
7月26(水) 
 やっと夏らしい日になりました。
 昨日、今年度の修学旅行(10月11日〜12日実施)のための下見に京都へ行ってきました。清水寺、宿泊予定の本能寺会館金閣寺、八つ橋体験の順に回りました。(私は仕事の都合で、昨夜帰って来ましたが、教務先生・6年担任の先生は、京都に泊まり、今日は奈良<法隆寺東大寺>を下見しています。)
 本校を含め、旧一宮市の小学校は、各校の希望に従い、今年度の修学旅行目的地を「伊勢・志摩方面」から「京都奈良方面」に変えます。それに伴い、昨年度から調査・研究、下見をしてきましたが、今回の下見が最終です。楽しい旅行にするためには、子どもたちの安全確保が第一。どこに危険があるのか、回避する方法はどうするのか、見学地間の移動はどれくらいの時間が必要か、宿泊施設の状況はどうなのか・・・できうる限りの現地調査をしながら、夏休み中に最終のプランを立てます。
 昨日は、清水の舞台の高さに、そして金閣寺の輝きに歓声をあげる子どもたちを想像しながら、京都を回りました。当日が待ち遠しいですね。
7月24(月) 
 夏休みに入って4日目。
 なかなか夏休みらしい晴れ間がやって来ませんが、みなさん元気に過ごしていますか?
 九州南部や長野県の長雨による土砂災害の被害は深刻です。狭い国土の日本の地形を考えると、「記録的な豪雨」による土砂崩れを完全に防ぐことはできないのかもしれません。
 私たちのように、木曽川下流部の平野に住んでいる者は、土砂災害の危険を身近に感ずることはほとんどありません。しかし、木曽川上流部の方々は、いっこうに明けない梅雨空を恨めしく思って見えるにちがいありません。一刻も早い梅雨明けと災害の復旧を祈らずにはいられません。
7月20(木) 
 今日は1学期の終業式。明日から42日間の夏休みに入ります。
 夏休み中の生活で気をつけたいのが、まずは「セルフディフェンス」。交通事故、水禍、不審者、恐喝などの犯罪被害、熱中症・・・・子どもたちの周囲には、命や身体を脅かすことがらばかりで、心配になります。基本となるの、は「自分の身は自分で守る(セルフディフェンス)」です。しかし、子どもたちにその術を教え、使えるようにさせていくのは、私達教師や保護者をはじめとする家族、地域社会の人々です。大人たちの見守りの中で、子どもたちがさまざまな体験を積みながら、ひとまわり大きく成長する夏にさせたやりたい。そう願うのは私だけではないと思います。
 42日間、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを見守りましょう!
7月18(火) 
 今日は、『第56回社会を明るくする運動』の「明るい町づくり講演会」が浅井中学校の屋内運動場で開催されましたので、出かけました。
 名古屋保護観察所更正保護振興課長の川端英樹氏の講演とビデオ『二つの道』の上映が行われました。浅井町保護司会、連区長さんはじめ連区の方々と一緒に浅井中学校全生徒が参加しました。川端氏のお話は、最近の世相や青少年犯罪の傾向、少年法の適用など、犯罪をなくすために考えなければならないことがたくさん出てきました。改めて、地域の力の必要性を感じました。
 続いて上映されたビデオは、犯罪を犯した少年が更正していくドラマ仕立てで、中学生も食い入るように鑑賞していました。自分の人生の道をどう選択するか、少年の心理葛藤やそれを取り巻く家族の期待や挫折・・・そんな中で、自分の道を探し出した少年。揺れ動く思春期の心理を見事に描いていました。私は、そんなドラマを見ながら、かつて中学校に赴任していた当時の数々のできごとを思い返しました。
7月14(金) 
 北舎の廊下を流れる美味しそうな匂いに誘われて、家庭科室に。
 5年2組がカレーの調理実習中でした。5年生は、8月8日〜10日に、愛知県野外教育センターへ出かけ、野外教育活動をします。そのための練習をしていたのです。ガスコンロを使い、上手に手際よくカレーを作っていました。味わってはいませんが、さぞ美味しいカレーができたことでしょう。
 しかし、本番は甘くないぞ!野外のかまどで、しかも火起こしからすべて慣れない仕事の連続。火は消えかけるは、パタパタ扇げば灰は舞うは・・・・ご飯は焦げるは、鍋は傾いて中味がこぼれるは・・・・毎年恒例の悪戦苦闘が待ってるよ!でも、そんなカレーはとびきり旨いんだ。失敗したっていい。経験こそ貴重な財産。8月が楽しみです。
7月12(水) 
 4年生の女の子が書いた「小説」を読ませてもらいました。
 A4版の大学ノート3ページにわたってビッシリ書かれた大作です。タイトルは「ねこのおきて」。ねこの「りん」と人間の「たかし」の物語です。構成もしっかりしていて、テンポの良い展開、泣かせるせりふ・・・とても小学生が書いたとは思えない作品です。ノートには他の作品もありました。
 趣味は「小説を書くこと!」と言っていた彼女。将来は小説家になるのかも知れません。Jリーガー目指してボールを蹴る、大リーガー目指してバッティング練習するのと同じで、彼女がこれからも夢を追って書き続けることに大きな声援をおくりたいと思います。
7月11(火) 
 一宮市役所「地域ふれあい課」の4人の方に、1年生対象の防犯教室が行われました。
 お話あり、寸劇あり、歌あり、実技あり・・・・1年生の子どもたちをあきさせることなく、巧みな話術で指導していただきました。知らない人に出会ったら、「イカ・・・ついて行かない」「の・・・車に乗らない」「お・・・大声でさけぶ」「す・・・すぐ逃げる」「し・・・知らせる」。合言葉は「イカのおすし」と教えていただきました。
 子どもたちの心には強く印象付けられたと思います。時々思い返させながら、いざという時に役立つようにしたいと思います。学校だけでなく、家庭、地域でもこの合言葉を定着させたいですね。
7月7日(金) 
 今日は、午前中、本校のボランティアの方々に大活躍していただきました。
 朝は、「ねこのみみ」のメンバーの方々による本の読み聞かせ。引き続いて、「キャッツハンド」の方々による校内整備と除草。
 特に、来週から始まる南舎耐震工事準備を控え、しばらく使えなくなるエリアの物品の移動は、子どもたちの手ではなかなか難しく、まさに「猫の手」となっていただきました。ついでに要らないものの整理までしていただきました。時々、物陰から飛び出すカエルやムカデ、トカゲ・・・・子どもたちにとっては可愛い遊び相手ですが、キャッツハンドのお母さん方には・・・・・。
 後半は、学校の西側の敷地外にはみ出している雑草刈り。この雑草は、なかなか手強い相手でした。私もエンジンつきの草払い機を手に応援させていただきました。フェンス沿いがすっきりし、明るくなりました。登下校もしやすくなりました。
 蒸し暑さで汗びっしょりになりながら、1時間半以上にわたる作業、本当にご苦労様でした。(次回はぜひ水着持参でお越しください。プールを開放しますから・・・。) 
7月6日(木) 
 昨日の一宮タイムズ、今日の中日新聞尾張版で紹介され、記事をお読みになった方も多いかと思いますが、本校児童は、各学年ごとに、校区にある特別養護老人ホーム「ウェルコートみづほ」を訪問させていただいています。
 まず6月30日(金)に6年生が、7月3日(月)は3年生、4日(火)は1年生が訪問しました。施設の各階に分かれ、グループごとにお年寄りとふれあいました。児童は、自己紹介をしたり、音楽で学習した歌の合唱、リコーダー演奏を披露したり、ゲームをしたりしながら交流を深めました。
 平成10年の7月から始まり、毎年の恒例行事となっています。今では、本校の教育活動の中でも重要な活動として位置づけ、お年寄りを敬う心や思いやりを育てる実地体験の場としています。毎年、帰校後の子どもたちの作文には、数々の感動体験が書かれており、大きな教育効果をあげています。
 このような機会を与え続けていただいている「ウェルコートみづほ」の方々に感謝申し上げます。

平成18年7月