平成19年2月

                          2月28(水)【基礎学力の定着をめざして】
 すでにお知らせいたしましたが、今週と来週の2週間を使って、国語と算数の基礎を定着させるための取り組みを全校でしています。
 今週は国語。「これだけは!」という部分を取り上げ、学校や家庭で練習させながら、学校で確認をしています。
 今日のお昼の定着タイムに、あちこちの教室を回ってみました。間違えたところをていねいにやり直したり、明日の課題に向かって練習をしたり、それぞれの子どもたちの定着の度合いによって内容が異なります。中には、家庭での練習をおろそかにしてきたために、漢字やローマ字が書けなかった子どもたちもいました。「今日の練習をしっかりやって、明日は今日以上にできるようにがんばるんだよ!」と声をかけると、ウンとうなづいてくれました。

 節目節目に、自分なりに精一杯取り組む習慣をぜひ付けさせたいと考えています。家庭でも、毎日励ましの声をかけてやってください。
                          2月27(火)【梅、香る】
 ことのほか暖かい2月も明日で終わります。
 職員玄関の飾り棚には、美しい満開の梅花。あたりには甘い早春の香りが漂っています。学校周辺のお宅の庭でも、今が盛りの紅梅・白梅をたくさん見かけます。
 桜も開花予想では、3月20日の卒業式前後には咲くようです。卒業式の頃というのは、例年「梅」が定番でしたが、今年は「桜」となるのでしょうか。確かに、校門脇の桜も、すでに蕾のふくらみが例年以上に大きくなっています。満開時期が早まって、入学式には「葉桜」となりかねない状況です。
 今日の6時間目は委員会活動の時間でした。掲示物の張り替え、これまでの活動の反省と今後の日常活動の確認、卒業式に向けての準備……残すところわずかの活動時間ですが、それぞれの委員が学校生活向上のためにがんばってくれます。
                          2月26(月)【迷い猫】
 先週から、学校に迷い猫がやって来ています。
 登校する子どもたちに付いて来たのか、茶色の毛並みの猫が一匹、学校に住みつき始めています。ついつい、下校後に遊びに来た子どもたちがお菓子などを与えている様子で、それに味をしめたのか、このところ、頻繁に現れるようになりました。ピンと尻尾を立てて歩く様は、なかなか格好のいい猫です。
 人にとても慣れている様子から、どこかの飼い猫かも知れません。飼い主の方が心配して探していらっしゃるのかも知れません。子どもたちにも情報を求めましたが、よく分かりません。どなたか、写真の猫をご存知の方はみえませんか?何か情報がありましたら、ぜひ学校にお知らせください。
                          2月26日(月)【ステップアップ】
 今週後半にはもう3月に入ります。
 今週と来週の2週間は、全学年で『基礎学力定着週間』としての取り組みをします。朝と昼の時間を使って、「これだけは身につけたい基礎学力」のステップアップをめざします。
 この2週間は、家庭学習(宿題)と学校での取り組みをリンクさせ、次の学年の基礎・基本につながる国語と算数のポイントを習熟させたいと考えています。それぞれの子どもたちの習熟の差によって、個別的な指導も進めていく計画です。
 ぜひ各家庭でも、子どもたちへ励ましの声をかけていただき、「やる気」と「根気」を育てるバックアップをお願いいたします。子どもたちに、「やればできる!」という自信、「やれた!」という成就感を持たせていきたいと思います。
                          2月23日(金)【赤色に染めて】
 久しぶりのまとまった雨の日です。
 校長室前に『ちょっといい話ボックス』を設置してから2か月弱。毎日のように、子どもたちが目や耳や心でとらえた「みんなに聞かせたい、ちょっといい話」が入っています。1つ入るごとに、赤色のニコニコシールを1枚貼っています。シールが増えれば増えるほど、白色のボックスが赤色に染まっていきます。
 大人からみれば、たわいのない話ばかりかも知れませんが、素直な心で受け止めた子どもたちの生の声。とっても大切な声です。多くの学級でも、友達の「いいところ見つけ」を積極的に行っています。一日の生活の中で見つけた友達の良さを、帰りの会などで発表しています。
 ちょっとしたマイナスの言葉、ちょっとしたマイナスの行為は「いじめ」につながりますが、ちょっとしたプラスの言葉、ちょっとしたプラスの行為は、人に感動と勇気と希望を与えます。(大人社会も同じですよね。)
                          2月22日(木)【新入学児・一日入学】
 今日は、来年度入学予定の子どもたちの「一日入学」でした。
 緊張の面持ちでやって来た年長さんも、あと1か月半でピカピカの1年生となります。現1年生の歓迎を受け、一緒に「勉強」しました。
 この出会いは、現1年生にとっても、1年前を振り返り、2年生になる自覚を持たせる絶好の機会でした。小学校の先輩として、年長さんに声をかけ、手を貸し、教えてあげようとする姿に、この1年間の大きな成長を感じさせてくれました。
 保護者の方には、就学時健診の折りにお話したことを、今一度確認させていただきました。@早寝・早起き・朝ご飯の生活リズムの確立、A「おはようございます」「さようなら」「ありがとう」「ごめんなさい」などのあいさつの習慣化(コミュニケーションの基本)、B人の話を黙って聞く姿勢。ぜひ、今以上に身に付けさせたいですね。
                          2月21日(水)【お別れ給食】
 毎日のように暖かい日が続き、気持ちのよい学校生活が送れます。
 しかし中には、花粉症で目を真っ赤にしたり、マスクをしなければならなかったりする子もいます。このところ、本当に辛そうです。
 先週から、校長室で6年生の子どもたちと毎日5人ずつ、「お別れ給食」をしています。会食しながら、小学校生活の思い出や中学校で入りたい部活動など、いろいろ会話をするのも楽しいものです(今までのところ、男子に人気の部活動は卓球・サッカー、女子はバレーボール・ソフトボール・バスケットボールなどが上位を占めています)。中には、私の中学生時代のことを質問してくれるグループもあります。
 あっという間に給食の時間が過ぎてしまいますが、卒業する子どもたち全員と直接話せるのもあとわずか。私にとっては、貴重で大切な時間です。ありがとう。
                          2月20日(火)【カウントダウン】
 早いもので、6年生はあと1か月(4週間)で卒業です。
 これからの一日一日は、すべてが中学校へ向けてのステップとなります。今朝の集会でも、そんな話をしましたが、6年生の表情には、卒業を意識して生活しようとする意気込みが感じられました。あと1か月の中でできることは限られています。しかし、やろうとしなければ何も成し遂げることはできません。
 あいさつを始めとする生活習慣、人の話を聞く姿勢、学習に対する集中力、仲間を思いやる姿勢、任された仕事を最後まで果たす責任感など、当たり前の小さなことこそ大切にしてほしいと思います。それが中学校生活のスタートラインに立った時に、一番役立つものなのです。
 がんばれ、6年生!
                          2月19日(月)【感動をありがとう】
             朝日新聞から
 昨日は、東京マラソンが開催されました。
 3万人の参加者という大きな規模のマラソン大会でしたが、注目の選手は「有森裕子」さん。バルセロナで銀、アトランタで銅、と二つのオリンピックでメダルを獲得した選手。「自分をほめてあげたい。」という名言を残したアトランタの大会からすでに10年以上の歳月が流れています。彼女もすでに40歳。最後のマラソン大会に出場した彼女の表情は、かつてのしのぎを削る競技生活の頃の険しさはなく、柔和で穏やかな表情でした。
 ラストランを終え、インタビューに答える彼女の姿は、実にすがすがしいものでした。何かを成し遂げたとき、「自分をほめてあげたい。」と素直に言える生き方、大いに学びたいものです。
 有森さん、お疲れ様でした。
                          2月17日(土)【公開週間ありがとうございました】
          昔遊びを教わる会(1年生)
 4日間の公開週間中、大勢の保護者・地域の方々に学校にお越しいただき、大変ありがとうございました。
 今日は1・2時間目に1年生・生活科の学習、「昔遊びを教わる会」を開催しました。1年生の子どもたちのおじいさん・おばあさん・お父さん・お母さん・地域の方に、こま回し・カルタ・お手玉・まりつきなどの昔遊びを教えていただきました。「昔取ったきねづか」……身体に染み付いた技は、子どもたちにとっては憧れの的。その技を分かりやすく、優しく伝授していただきました。ありがとうございました。
 3時間目は、全学級で学級懇談会を開催しました。(子どもたちは、屋内運動場で健康についての学習をしました。)この1年間の子どもたちの成長ぶりを報告し、残りの1か月をどのように過ごし、次の段階につなげていくかを話し合いました。たくさんの保護者の方にご参加いただきありがとうございました。
 今年度もあと1か月ほどとなりました。引き続き、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。 
                          2月16日(金)【エアロビに挑戦】
 公開週間3日目。今日は、学校保健委員会を開催しました。
 今回は、エアロビクス・インストラクターの前田瑠美先生を講師にお招きし、健康増進とシェープアップのための「エアロビクス」です。参加希望をいただいた保護者に混じって、前半は、4年2組の児童も体育の時間として参加してくれました。先生の元気な掛け声に励まされ、慣れないステップを踏み続けること50分。必死にリズムに乗ろうと努力しながら、身体を存分に動かしました。(一番リズムに乗れなかったのは私です。)
 日頃、なかなか運動する機会のないお母さん方のために、自分でできるストレッチ運動も教えていただきました。少しでも意識して続けていきたいですね。
 さて、明日は公開週間最終日。1年生の「昔遊びを教わる会」や全学級の「学級懇談会」があります。また、通学路の安全確認のための「親子下校」を予定していますので、ぜひご来校ください。
                          2月15日(木)【琴の調べ】
       素敵な音色をありがとう
 公開週間2日目。
 2時間目に、6年生が琴の演奏会を開きました。一昨日と昨日の2日間、6年生の子どもたちは、市内大和町在住の小林歌邦先生とそのお弟子さんたちに琴の演奏の基本を教えていただきました。琴に触れるのは、ほとんど全員が初めての体験でした。的確なご指導のお陰で、曲の演奏を披露できるまでになり、今日を迎えました。
 たくさん詰めかけていただいた保護者の方々の前で、緊張の面持ちの子どもたち。1組は「さくらさくら」、2組は「荒城の月」の演奏を披露しました。やわらかな琴の音色が会場いっぱいに広がりました。とてもわずかな練習時間とは思えないほどの演奏で、保護者の方々から大きな拍手をいただきました。
 今日の琴の響きと体験は、子どもたちの心に、一生刻まれたと思います。小林先生はじめご指導いただいた方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
                          2月14日(水)【学校公開週間】
 今日から17日(土)まで、今年度最後の学校公開週間です。
 今年度も残すところわずかですが、これまでの子どもたちの成長ぶりをぜひご覧いただきたいと思います。授業の様子、放課の様子、清掃の様子などの生活姿勢……現在、次の学校、次の学年へのステップを踏みながら生活している子どもたちの生の様子を見ていただき、率直なご意見をいただければ幸いです。子どもたちには、良いところもあれば、まだまだのところもあると思います。
 子どもたちの日常生活の中の問題点は、決して学校の指導・支援だけでは改善できません。学校は、保護者や地域の皆さんのご理解とご協力なくしては、さまざまな問題に立ち向かうことはできません。
 今日は、たまたま、学校にお越しいただいた地域の少年野球の指導者の方にも、野球少年たちの授業の様子を見ていただきました。学校、家庭、地域それぞれの役割を果たしながら、子どもたちが将来の家庭、地域を背負っていける「生きる力」を育てていきたいと常々思っています。
                          2月13日(火)【遺伝子】
        琴を弾くDNAのスイッチON  先日、ある方のお誘いを受け、講演会に参加しました。
 筑波大学名誉教授の村上和雄先生の「遺伝子と人生〜感動と笑いが可能性を引き出す〜」と題されたご講演は、非常に興味のあるお話でした。
 何でも、先生は現在、吉本興業と共同研究されているそうで、「笑いセラピー」の実証的研究なのだそうです。先生のお話によれば、「笑いで血糖値の上昇を抑えることができる」実験結果が出ているそうです。「薬」でなく「笑い」が治療に有効。今後、医療の質が変わる可能性があります。
 さらに、興味あるお話は、「研究によれば、人間の持つ遺伝子は、すべてがスイッチONになっているわけではなく、OFFになっている遺伝子がたくさんある。スイッチのON・OFFは環境がにぎっている。」というものです。つまり、どの人間も無限の可能性を持っている。可能性のスイッチをONする環境さえあれば、必ずできるというものです。自力環境もあれば他力環境もあると思いますが、とても興味深いお話でした。
                          2月11日(日)【市民ロードレース大会】
   暖冬にしては冷たい風が吹き抜けるコンディションの中、市民ロードレース大会が光明寺公園球技場を会場に開催されました。
 これまで練習を積んできた選手たちが、個人の部、継走の部それぞれに出場し、、冷たい風を切って疾走しました。かぜのために欠場した選手をカバーし、個人の部から急遽、継走の部にエントリーを換えた選手もいましたが、全員元気に走り抜けてくれました。
 コース途中には、先生や応援の子どもたちが立ち、さかんに激励の言葉を掛けてくれました。それに応えるように死力を振り絞ってペースアップする選手たち。中には、コース途中の集団に巻き込まれ、転倒して擦り傷を負いながらも、ゴール目指して走りきった子もいました。「経験」が成長の糧。練習を通して学んだこと、大会に出場して学んだこと、それが必ずどこかに生きる時がきます。
 大勢の保護者の方に声援を送っていただきました。大変ありがとうございました。
                          2月10日(土)【元気にしてますか?】
   今週、かぜで欠席していた子どもたちの容態が心配です。特に、インフルエンザにかかってしまった子どもたちは、かなりの高熱が出ていると聞きました。きっと熱にうなされ、辛い思いをしているに違いありません。また、家族の方も看病に大変お疲れだと思います。ぜひともこの連休中に全快し、来週こそは元気な顔で登校してくれることを祈らずにはいられません。
 明日は市民ロードレース大会が光明寺公園球技場で開催されます。本校からも、個人の部と継走の部にエントリーしていますが、かぜによる欠場者がたくさん出る可能性もあり、出場が危ぶまれます。どんな場合でも、無理のないように対応を考えたいと思います。 
 
                          2月 9日(金)インフルエンザ警報
      何ができるかな?(3年2組図工)   昨日、愛知県下に「インフルエンザ警報」が発令されました。
 学級閉鎖の6年1組は、本日の欠席者数が7名に減りましたが、全校的にインフルエンザによる欠席者が増加しています。特に、中学年・高学年に拡大しているのが本校の特徴です。元気もりもりの子どもたちには申し訳ないですが、これ以上の感染拡大を防ぐためには、本日も部活動を中止せざるを得ません。
 来週の14日(水)〜17日(土)は、今年度最後の学校公開週間です。期間中は、さまざまな取り組みが予定されていますが、かぜによる欠席者が増加しないか心配です。ぜひとも明日からの三連休の過ごし方には十分に気をつけ、インフルエンザの感染予防に最大限の注意をはらってください。できる限り人ごみを避けた生活を心がけ、うがい・手洗い・換気と加湿の励行をお願いします。
               【インフルエンザ情報や予防策はこちらへ】
                          2月 8日(木)【かぜ注意報】
      誰もいない教室はさみしいな!  今日は年1組が学級閉鎖のため、さみしい感じのする一日です。
 6年生は、来週、浅井中学校の入学説明会が開かれたり、学校公開週間中に琴の演奏会が催されたりします。かぜで休んでいる子どもたちが、一刻も早く回復してくれることを祈っています。
 今日、6年1組を除く全校のかぜによる欠席者は19人。その内、インフルエンザによる欠席者は4人です。インフルエンザはすべてB型だそうです。市内の小中学校の様子を耳にすると、まだまだしばらくは大流行する危険性があります。この冬は暖かい日が続くだけに、空気が乾燥し、ウィルスが飛散しやすい状態です。「うがい・手洗い」に付け加えて、「加湿」も重要な対策の一つです。
 今のところ少ない欠席者の低学年ですが、今後、中・高学年に比べて体力的に弱い低学年の子どもたちが心配です。
 今こそ『健康第一』。今後の感染予防に、細心のご注意を。
                          2月 7日(水)【学級閉鎖】
 残念ですが、今日は心配していたインフルエンザを含むかぜによる欠席者が急増しました。
 特に6年1組は、在籍35名に対して、欠席者が11名。3割を超える高い欠席率となってしまいました。一宮市教育委員会や学校医の指導を受け、6年1組は、かぜの蔓延防止のために、本日の午後の授業をカットして、静養させることにしました。また、高熱で欠席している子も多いので、明日は一日「学級閉鎖」とします。
 ここしばらくは、他の学級も予断を許さない状況です。かぜの感染予防に努めるとともに、かぜかなと思ったら、早めに医師の診断を受けることも大切です。症状を長引かせないためにも、ぜひお願いいたします。
 かぜにかからず、元気な子どもたちがほとんどですが、『油断大敵』です。特に今週末が心配です。できる限り人ごみを避けたり、外出後のうがい・手洗いを徹底したりすることが重要な予防対策です。
                          2月 6日(火)【かぜにご注意!】
 先週からインフルエンザを含むかぜによる欠席者が増えてきました。
 暖冬とはいえ、朝晩の寒さは厳しいものがあります。日中との気温差が大きく、乾燥した日が続いているため、かぜを引きやすい環境にあります。市内の小学校の中には、先月末からインフルエンザが流行し、学級閉鎖を余儀なくされた学校もあります。
 本校も、今週の欠席者が増加しており、危機感を持っています。特に、兄弟姉妹で感染しているケースも多いようです。学校では
「うがい・手洗い・換気」を徹底していますが、家庭でもそれを励行し、十分な休養を取るように努めてほしいと思います。また、今週末の三連休は、できるだけ人ごみを避けるなどの注意も必要です。
 これ以上欠席者が増加すれば、学校医の先生とも相談の上、「授業の短縮」や「学級閉鎖」の措置を取らざるを得なくなります。そうならないように祈るばかりですが、家庭でも予防には十分努めてください。
                          2月 5日(月)【今と昔・くらし展】
 一宮市博物館では、現在、企画展『くらしの道具〜今と昔〜』を開催中です。
 この企画展は、毎年、この時期に開催され、すでに15年ほどの歴史があります。開催期間中は、一宮市内全小学校の4年生全員が博物館を訪れ、、社会科学習の一環として見学しています。本校の4年生も今月の22日(木)に見学予定です。私は、3日(土)に一足先に見学してきました。
 一宮市を中心とする「平野のくらし」と木曽の「山地のくらし」・知多や渥美の「海辺のくらし」が比較できるようになっています。同じ道具でも、その土地によって道具を作る材料が異なります。その違いに気づき、「なぜだろう?」という疑問を持ってほしいと思います。
 数年前、私は、この企画展見学の担当係をしていました。その際、この展示の陰には、学芸員さんの大変な苦労があることを知りました。子どもたちの参考になるものを見つけ、それをお借りしたり運搬したりするのも、すべて学芸員さんがしています。その労苦に報いるためにも、すべての学校が、実りある見学にしてほしいと思います。
 【2月25日(日)まで開催しています。一般の方も、ぜひご覧ください!】
                          2月 3日(土)【写真展】
   稲沢市にある荻須記念美術館に出かけました。
 稲沢市の写真愛好家みなさん・「稲沢写遊会」の展覧会が行われていました。実は、この「稲沢写遊会」の代表をされているのが、本校の元校長・坂倉照雄先生です。ご案内をいただいたので、出かけたわけです。
 どの方の写真も、構図や色彩がとてもアマチュアとは思えないほどレベルが高く、私は展示作品の前で、「うーん!」と唸るばかりでした。「この一瞬を撮影するために、カメラを構えながら、いったいどれだけの時間と苦労をかけられたか知れない」と感じる写真ばかりでした。風景に、人物に、動物に……それぞれの方が被写体に寄せられる思いが伝わってきました。
 ご案内をいただかなければ、これらの写真はきっと目にすることはなかったことでしょう。一枚のハガキを通して、またつながったネットワーク。ありがとうございました。
                          2月 2日(金)【夢】
   久しぶりに冷え込みのきつい朝でしが、心配された降雪もなく、例年に比べれば、それほどの寒さには感じられません。
 ある本を読んでいたら、こんな文章が目に止まりました。
 『夢が叶うというときの「叶う」は「口」に「十」と書きます。「私は……になりたい」とか「……がしたい」などという夢をもっているなら、毎日、口に出して10回唱えてみましょう。それも、できるだけ大きな声で。このとき、口に出してみることが重要なことです。頭の中で、創造するだけでは効果はありません。そして自分自身に語りかけることです。そうすることで、夢に向かって一歩でも二歩でも行動できます。そして夢を実現させるための情報も自然に集まってきます。』
(神谷和宏著「先生のためのコーチングハンドブック」明治図書より)
 夢を夢で終わらせない自己暗示かも知れませんが、夢を追いかけ続けていけば、「Dreams come true!」ですね。
                          2月 1日(木)【萌】
   先日新年を迎えたばかりと思っていたら、今日からもう2月。いよいよ今年度も残り2か月となってしまいました。
 6年生の子どもたちも、卒業まで残り50日を切り、いよいよ卒業という節目を意識し始めています。先日の「わくわくフェスタ」でも、ぐいぐい下級生を引っ張り、行事の成功に大きく貢献してくれました。通学班の班長しかり、週番活動しかり、有終の美を飾ろうと、一生懸命頑張ってくれています。この姿勢が、5年生をはじめとする下級生には、大きな財産となります。一つ一つを締めくくるということは、一つ一つ、浅井北小のバトンを引き渡すことになります。そして、中学校のスタートラインに立とうとすることです。頑張れ!6年生。
 どの学年も、2月〜3月は、4月という時期への「萌芽」の時期。確実に新しい芽を育てていきたいと思います。
校長室から