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校長室から
瀬部小学校 校長 南澤力男 2008年3月まで
 
2008年(平成20年)3月  修了式のお話より  元 瀬部小学校 校長 南澤力男

勉強や運動・遊びそしてどんなことでも、今よりも良くなりたいと思ったら、
何が必要だと思いますか。
先生は、勇気を出すことだと思います。
だって、誰でも「よしやるぞ」と勇気を出してがんばれば、
やる前より良くなったことを誰もが経験していますね。

 では、どうしたら勇気が出るのでしょうか?
勇気を出してできたときのことを思い出してみましょう。
きっとあの時、「よくなりたい」という「強い願い」があったはずです。

そうです。うまくなりたい・できるようになりたいという気持ちが強ければ強いほど、
大きな勇気が出るはずです。
勇気が出ないのは、それほど強い気持ちがないのかもしれませんね。
それから、「うまくいかないかもしれない」「失敗するかもしれない」
と先の結果ばかりを考えていると、不安や心配ばかりが大きくなって、
せっかく出そうとした勇気が引っ込んでしまいます。

 どうしてもできるようになりたいと思ったから、
「二十とび」を練習したのですね。
そして、できたのです。また「やればできるのだ」と励まされて、努力したでしょ。
「何度でも、できるまで」挑戦し続ければいつかはできる。
そう決めて取り組んだはずです。
できなかったら、また練習するぞ、負けないぞと、あきらめずに取り組んだからできたのです。

そうです。このあきらめないで挑戦し続けていることは勇気が出ている証拠なんです。
失敗もしながらも、続けているうちに、どんなことにも負けない強い勇気が身についてくるんです。
このことは、先生も皆さんとまったく同じです。

 大リーグで活躍するイチロー選手、松井選手はすばらしい選手だとアメリカで認められています。
でも、二人とも初めからうまくなかったんです。
勇気を出してがんばり続けたからこそ、すごいプレーヤーになったんです。
「もうだめだ」といって、皆さんの中にある「勇気」を放り出していませんか。

最後に皆さんに「心に太陽をもて」の詩を贈って終業式の言葉とします。

『心に太陽をもて』ツェーザル・フライシュレン(ドイツの詩人・作家)の詩を山本有三が訳したものです。

心に太陽を持て。

あらしが ふこうと、

ふぶきが こようと、

天には黒くも、

地には争いが絶えなかろうと、

いつも、心に太陽を持て。

 

くちびるに歌を持て、

軽く、ほがらかに。

自分のつとめ、

自分のくらしに、

よしや苦労が絶えなかろうと、

いつも、くちびるに歌を持て。

 

苦しんでいる人、

なやんでいる人には、

こう、はげましてやろう。

「勇気を失うな。

くちびるに歌を持て。

心に太陽を持て。」

19年度 あいさつ名人のお話

(あいさつ名人の瀬部っ子マンにあいさつをしてもらいましょう。)

挨拶という漢字の意味は、「挨=開く」「拶=近づく」とあります。また、「挨」も「拶」も近づくという意味あいがあるそうです。つまり、挨拶という漢字の意味は、「心を開いて相手に近づく」という意味となります。

ですから、

人はだれでも、挨拶をされると「あの人は自分を大切にしてくれているのだな、友だちになりたいのだな」と感じます。

先生が、小学生のころ、担任の先生は

あいさつの

「あ」は、会った人に誰でもあいさつをする。

「い」は、いつでもあいさつをする。

「さ」は、先に進んであいさつをする。

「つ」は、続けてあいさつをする。

だよと、こんなふうに教えてくださいました。

先生は、次の日から恥ずかしかったけれども、勇気を出して、近所の人や知らない人にも声をかけました。知らない顔や無視する人が多くいて、やめよかなあと思いました。それでも、先生に「よくやったね」と励まされて続けました。そうしているうちに、少しずつ挨拶を返してくれる人が多くなってきました。うれしくなりました。

みなさん、地域のおじさん・おばさん、特に毎日、皆さんの世話をしてくださるSBMBのおじさんやおばさんはとっても喜ばれると思います。あいさつは心をつなぐネットワークになります。

会った人の誰にでも、通学路で出会う人にも、何度言っても知らない顔をしている人にも、瀬部小学校のみなさんは、あいさつしましょう。挨拶を返してくれなくても、勇気を出して、瀬部小学校の校区にあいさつの輪を広げましょう。皆さんの勇気に期待します。

 

19年度  1年生をむかえる会のあいさつより

1年生の皆さん入学おめでとうございます。

今日は、先生から、1年生の皆さんに5つの「魔法の種」をあげます。

 一つ目は、「元気」の種です。毎日元気に登校しましょう。

二つ目は「本気」の種です。勉強中、席に着いて、先生のお話を最後まで、口を閉じて黙って聞きましょう。本気とはやる気のことです。

三つ目は「根気」の種です。1回や2回でできなかったり、失敗したりすると諦めてしまい人がいます。あきらめないでがんばるのが根気なのです。

四つ目は「勇気」の種です。いいことは進んでしたり、悪いことやはっきりと断ったりすることのできるのが勇気の種です。

最後は「思いやりの気」の種です。みなさんには無限の可能性があります。明日があります。未来があります。ですから、かっこよくなくてもいいのです。友だちがつらい思いや悲しい気持ちになるのはしてはなりません。人の心の痛みの分かる思いやりのある人間に育ちましょう。

この5つの魔法の種は、皆さんの努力という肥料で、どんどん育ちます。そして、やがては、皆さんを飾る素晴らしい花となります。

2年生から6年生の皆さん、どうか応援してください。

2007年 入学式のあいさつより

保護者の皆さん、ご入学おめでとうございます。

校長の南澤力男です。高い席からですが、歓迎のあいさつをします。

まず、担任の紹介をします。1組 伊藤佳恵教諭 2組 学年主任の大窪文子教諭 

3組 伊藤信子教諭 わかくさ学級1の安藤洋子教諭です。

1年生の皆さん、今年の桜の花は、2週間以上も前から皆さんの入学を待っていました。自然も皆さんの入学を歓迎しているのです。入学おめでとうございます。

皆さん、瀬部小学校では、児童会のヒーロー瀬部っ子マンがいます。(ヤングマンのイントロが流れる)<瀬部っ子マン登場>(ヤングマンのイントロ終わり)「あいさつマンです。」「きゅうしょくマンです。」「あるこうマンです。」「おそうじマンです。」「なかよしマンです。」この5人の瀬部っ子マンから皆さんに4つのプレゼントを用意してもらいました。さーて、そのプレゼントは何でしょう。(聞く)あいさつマンときゅうしょくマンどうぞ。友だちと自分の「いのち」を大切にするプレゼントです。「元気なあいさつをして」「早寝早起き、朝ごはんを食べよう」 あるこうマンどうぞ。つらいことや苦しいことにも負けない「たくましさ」をプレゼントします。「自分の力でがんばって行こう。」 おそうじマンどうぞ。「すすんで学習」する習慣を身につけるプレゼントです。「たくさん本を読んで、勉強ぎらいをそうじしよう。」 なかよしマンどうぞ。友だちが困っているとき、助けてやれる「思いやり」のプレゼントです。「なかよしで、いじめなしだよ。」

瀬部っ子マン、ありがとう。せべっこマンが退場します。皆さん、瀬部っ子マンに拍手を送りましょう。<瀬部っ子マン退場>(ヤングマンのイントロが流れる)<瀬部っ子マン退場>(ヤングマンのイントロ終わり)

さあ、1年生の皆さん、瀬部っ子マンや担任の先生と一緒になって、皆さんの勇気とチャレンジで、「いのち」を大切にして、「たくましさ」を身につけ、「すすんで学習」し、「思いやり」の心を身につけましょう。

保護者の皆様、瀬部っ子マンが訴えた「早寝早起き朝ごはん」「家庭や地域であいさつ」「読書の推進・・・特に寝る前に読み聞かせ」をお願いします。そして、「土曜日午前中は屋運・運動場を開放」しておりますので、親子ふれあいの場としてご活用ください。

さて、人生劇場の作者、尾崎士郎は「私の子供が生まれたのではない。子供によって私が生まれたのだ」(ぼくの人生読本)と言います。子どもが成長すること、子どもを育てることは、実は親である自分が成長しなければならないのです。子どもによって大人が生まれ変わり成長するチャンスになるのだと言うのです。私たち教師も子どもを育てることによって、教師として成長します。

担任は、子どものために全力で努力します。そして、その結果、上手くいけばいいのですが、上手くいかないときもあります。そんなときも、子どもの成長のために、どうか、担任・学校を信じていただいて、困ったときは、担任とよく連絡を取りながら、解決に向けて努力し合っていきたいと思います。

どうか、暖かくも厳しく、子どもたちの幸せのために、子どもを育てるパートナーとして担任と力を合わせていただきたいと思います。本日は、本当におめでとうございました。

2006年 2学期 終業式のあいさつより 「あいさつのお話」
2006年 2学期 朝礼のあいさつより 「あいさつのお話」
卒業式はなむけの言葉より  2007年3月
2006年度 全校出校日のお話より
全校朝礼の挨拶より
始業式の挨拶より「ハクナマタータ.pdf 」へのリンク
始業式の挨拶より(前後は省略しています。)

最後に、劇団四季のライオンキングを知っていますか。この夏、先生は、見に行きました。ライオンの王子シンバは、自分が原因でお父さんを死なせてしまったと悔やんで旅に出ます。旅の途中で、落ちこぼれのイボイノシシのブンブァとミーアキャットのティモンと出会います。落ち込んでいたシンバは、この二人に励まされます。ティモンは「世間がこっちを見捨てたなら、こっちが世間を見捨ててやればいい。」と言います。そして、ブンブァとティモンの二人はシンバに「ハクナ・マタータだよ。いいかい、どんな時でも、どんなふうになっても、ハクナ・マタータさ」と声をかけます。皆さん、「ハクナ・マタータ」と言ってみてください。

これは、どんな意味か分かりますか。これは、東アフリカで使われているスワヒリ語で、「くよくよするな!」という意味です。「元気を出せよ」「勇気を出せよ」「いつまでも悪いことが続かないさ、きっと良くなるさ」という励ましの言葉です。

友だちのこと、成績のことで、あーあ、私はダメだなと思った時や自分がみじめに思える時、「ハクナ・マタータ」と自分に言い聞かせて、また、がんばるのです。

2学期もいろいろのことがあると思いますが、「ハクナ・マタータ」で元気いっぱいチャレンジしましょう。